その他の判例集
Top 最終更新日 2018/09/08

■ 180908: 外れ馬券は経費
・ 平成29年12月15日最高裁判決。「競馬の払戻金に対する所得税額を算定する際、当たり馬券のみならず外れ馬券の購入費をも経費として算入できるか否かが争われた税務訴訟で、これを認めた。」
https://news.yahoo.co.jp/byline/maedatsunehiko/20171216-00078907/ 
※ ただし、今回の裁判の事例の特殊性もいわれているので、全てが経費になるかは微妙。

■ 171206: 最高裁は、NHKの受信料制度が憲法が保障する「契約の自由」に反するかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、「合憲」の判断。弁護士出身の裁判官が反対意見とか。

■ 170927: 彫り師には医師免許が必要?
大阪地裁判決 平成29年9月27日
・ 入れ墨は医師が行うべき「医行為」に当たるとして、罰金15万円の判決。
・ 医師が行うのでなければ、保健衛生上の危害が生じる恐れのある行為」と定義。真皮に針を刺すことで必然的に出血が伴う入れ墨は、感染症の拡大など保健衛生上の危害が生じる恐れがあることは明らかで、医療行為に当たる。

■ 170922: 福島第一原発事故関連訴訟判決
千葉地裁判決 平成29年9月22日
・ 原告の内45人に、総額約3億7600万円の支払いを命じた。
・ 福島県から千葉県に避難した18世帯45人が国と東京電力に対して総額約28億円の損害賠償請求をしたもの。
・ 国の地震調査研究推進本部が2002年7月に公表した地震活動への長期評価を踏まえ、国が遅くとも06年の時点で巨大津波が起きうると予見できたと判断。しかし、ただちに規制権限を行使して東電に事故防止策を指示しなかったことが著しく不合理とは言えず、違法性はなかったとして、国への訴えを退けた。仮に対策を講じていても、巨大津波による事故は「回避できなかった可能性もある」とも指摘した。

■ 160913: 最高裁第一小法廷(平成28年9月8日)
・ 最高裁の判断: 市側の上告を棄却
・ 酒気帯び運転公務員が懲戒免職なった事例で、「処分が重すぎて違法だ」と提訴した件。
・ 平成28年12月福岡高裁判決: 「男性の行為は、飲酒運転の中でも比較的軽く、公務員の地位を奪う処分には特に慎重な検討が必要で、免職処分は重すぎて違法だ。」とする、福岡地裁判決を支持。市側は上告。

■ 020425: 著作権 平成14年04月25日 最高裁判所第一小法廷判決
家庭用テレビゲーム機用ソフトウエアの中古品の公衆への譲渡は著作権侵害に当たらない。
「特許権者又は特許権者から許諾を受けた実施権者が我が国の国内において当該特許に係る製品を譲渡した場合には,当該特許製品については特許権はその目的を達成したものとして消尽し,もはや特許権の効力は,当該特許製品を再譲渡する行為等には及ばないことは,当審の判例とするところであり,この理は,著作物又はその複製物を譲渡する場合にも,原則として妥当するというべきである。けだし,著作権法による著作権者の権利の保護は,社会公共の利益との調和の下において実現されなければならないところ, 一般に,商品を譲渡する場合には,譲渡人は目的物について有する権利を譲受人に移転し,譲受人は譲渡人が有していた権利を取得するものであり,著作物又はその複製物が譲渡の目的物として市場での流通に置かれる場合にも,譲受人が当該目的物につき自由に再譲渡をすることができる権利を取得することを前提として,取引行為が行われるものであって,仮に,著作物又はその複製物について譲渡を行う都度著作権者の許諾を要するということになれば,市場における商品の自由な流通が阻害され,著作物又はその複製物の円滑な流通が妨げられて,かえって著作権者自身の利益を害することになるおそれがあり,ひいては「著作者等の権利の保護を図り,もつて文化の発展に寄与する」(著作権法1条)という著作権法の目的にも反することになり,他方,著作権者は,著作物又はその複製物を自ら譲渡するに当たって譲渡代金を取得し,又はその利用を許諾するに当たって使用料を取得することができるのであるから,その代償を確保する機会は保障されているものということができ,著作権者又は許諾を受けた者から譲渡された著作物又はその複製物について,著作権者等が二重に利得を得ることを認める必要性は存在しないからである。

■ 020415: Net上の著作権 平成14年4月15日 東京地裁判決
・ Net上の掲示板へ匿名で記載した文章についても著作権が存在する。

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