歯科疾患への対応
Top 最終更新日 2018/07/17
文献集 for 歯科医療 歯科疾患と全身疾患

# 121001: 歯周病菌を減らすには?: 東海大学医学部感染症研究室とフレンテ・インターナショナルの共同研究によると、LS1(乳酸菌)が口腔内に存在した場合歯周病菌を減少させる効果がある。

# 120924: 岡山大学の研究チームによると通常の水より水素濃度が高い「水素水」の摂取により歯周病の予防に効果。

# 120807: 大阪大学歯学部の研究によると、「食事中と就寝前にウーロン茶」を飲むとむし歯予防に効果(プラークスコアの低下)があることを発見。緑茶ではあまり効果がなかったらしい。

# 120704: 長崎大学の小児歯科講座で、「むし歯の原因となる酵素の働きを効果的に抑える抗体を発見」。
・ う触菌が生産する酵素がグルカンを合成し、それによってう触菌が歯面に付着するが、抗体によってこの酵素の活動を抑制し、結果的にグルカンの産生を抑制し、歯面への菌の付着が少なくなりむし歯が抑制される。

# 120605: 日本製粉と広島大学の共同研究によると、ワインを製造する過程でブドウを圧搾した後に残った「果皮・種・梗」の混合物である「ハミス」に含まれるオレアノール酸がう触や歯周病予防に効果があることが判明。

# 120518: 米コネチカット大学口腔医学の研究チームによると、再発性アフタ性口内炎に対して、マルチビタミン剤を服用しても、再発回数の減少や、期間の短縮には効果がなかった。

# 120518: サントリーによると、ウーロン茶の飲用で歯面へのプラーク抑制効果が見られた。

# 120514: ドリンク剤が歯に与える影響
アメリカの歯科専門誌General Dentistry(総合歯科学)」に発表された論文によると、スポーツ飲料や栄養ドリンクがエナメル質に与える影響は大きい。当分が多い上酸性度が高いため。
・ 米国では10代の30〜50%が栄養ドリンクを毎日1本以上飲んでいる。
・ 米国では10代の62%がスポーツ飲料を毎日1本以上飲んでいる。
【研究内容】
・ スポーツ飲料13種と栄養ドリンク9種の酸性度を分析し、これらの液体に歯を15分浸し、その後人口唾液に2時間浸した。
・ この実験を1日4回5日連続で行った。
・ エナメル質の損傷度合いは、栄養ドリンクの方がスポーツ飲料よりも2倍高い。
【対応】
・ これらの飲料を飲んだ後は少なくとも1時間歯みがきを控えるべき。できればキシリトールガムなどや水で口を漱ぐことが有効。
【参考】
飲食物とpH: 炭酸飲料やジュース類はpH2〜3、牛乳、豆乳、お茶等はpH6〜7、レモンはpH2、オレンジ類でpH3〜4、醤油でpH4.7、味噌汁でpH5程度。

# 120111: 奥羽大歯学部口腔病態解析制御学講座の玉井准教授が「カンジダ菌が歯周病菌の歯肉への侵入を進行させることを突き止めた」。

# 111025: 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の研究チームの発表によると、「口臭の原因となる硫化水素が口の中の細菌が出す毒素に作用し、歯槽骨を破壊する細胞が増加し歯周病が悪化する仕組み」を解明。

# 101025: 岡山大大学院医歯薬学総合研究科等の研究グループの研究によると、「マッシュルームから抽出したタンパク質・レクチンが、虫歯の原因菌の活動に抑制効果の高い」結果がでたそうだ。

# 100906: 奥羽大薬学部生化学分野の大島光宏教授を始めとする研究グループが、「歯周炎患者の歯肉の線維芽細胞に原因がある」ことを解明。

# 091023: ロート製薬は「鮭の白子」の蛋白分解物「プロタミン分解ペプチド」が口腔内カンジダ菌を減少させることを確認した。

# 090829: Blumbergの記事によると、「米海洋大気庁の化学者が、歯科医療で使用する笑気ガスがオゾン層破壊の最大(40%)の原因になっていると指摘」。「規制が必要だ」と書いている。

# 090715: 岩手医大歯学部予防歯科学講座の稲葉准教授と明治乳業の共同研究で、牛乳由来成分のCPP―ACP(リカルデント)を配合した乳製品に初期う触の修復作用があることを発見。

# 090630: 松本歯科大学: 唾液に含まれるタンパク質の一種である「ヒスタチン」が別のタンパク質と結合して歯肉細胞を増殖させて口腔内の傷の治癒に影響。

# 090323: ラクトフェリンの歯周病予防効果: 森永乳業と新潟大学の共同研究で、「ラクトフェリンがバイオフィルムの形成抑制除去作用がある」ことが判明。唾液中のラクトフェリン含有量は0.01mg/ml。また母乳(初乳)に多く含まれている。

# 090116: 花王のヒューマンヘルスケア研究センターは、「年齢とともに、歯本来の白さは失われ黄ばんでくること、その原因の一つは、エナメル質内部の構造変化に影響されること」、「これらの現象と唾液分泌低下にともなう口内環境の悪化が関連し、さらに歯のツヤにも影響していたことから、口内環境の悪化は歯の美しさ(白さやツヤ)を失う要因の一つになっている可能性」を示唆。

# 081213: フレンテ・インターナショナルは乳酸菌LS1を有効成分とする食品に関する特許を取得。LS1はヒト口腔内由来の善玉菌で、歯周病菌を抑制し、う触の発症・再発を防止する働きがある。

# 081001: ライオン歯科衛生研究所: 歯周病とメタボリックシンドロームとの関連性の調査結果: メタボ指標の4項目で高いリスクが認められた人は、歯周ポケットがある確率が高かった。

# 080909: 酒の飲み過ぎで歯周病に: 岡山大学の予防歯科の研究班の研究結果によると、「アルコールにより肝機能が低下し、それによって活性酸素が増え歯肉を痛め歯周病にかかりやすい」とのこと。

# 080322: 米テキサス大学衛生科学センター: アメリカで清涼飲料を原因とした酸蝕歯が増加。またアスピリン等の薬剤の常用や嘔吐を繰り返す過食症も酸蝕歯の原因。

# 070605: 松下電工: 歯肉細胞の増殖活性が通電刺激によって高まることを確認。歯肉細胞の増殖活性により、歯肉炎の予防・改善が期待される。

# 070511: 北海道医療大+産業技術総合研究所: 露髄したむし歯の神経をとらずに治療する方法を開発。コラーゲン等を含む物質を齲窩に塗布し象牙質を再生させる手法。5年後に実用化とのこと。

# 070427:  効率的なフッ素による歯質強化
 松下電工+東京理科大: ph条件などによりイオン化した薬物を泳動により輸送を促進する方法(イオントフォレシス)を利用して歯にフッ素イオンを導入し歯質を強化することができることを検証。具体的にはパルス通電(断続的な通電)を利用。
 4%フッ化ナトリウム溶液中に牛の抜去歯を5分間浸漬したのにたいして、4%フッ化ナトリウム溶液中で、牛の抜去歯に15V、5分間通電させた場合にはフッ素導入効果は約5倍の1000ppmであった。そして、0.1ms(1/10000s)通電、0.01ms通電中止を5分間継続した場合のフッ素導入効果は直流の約1.2倍。

# 070201: 産業技術総合研究所と北海道医療大学の研究チーム: 重度のむし歯で神経を抜かずに治療する新技術を開発。これは歯のタンパク質をとりだして、むし歯の部分に処方すると歯の再生が期待できるのだそうだが、歯髄が感染している場合にはどうするのだろう?もともと、感染していない歯髄を残す方法は従来から有るわけだから、神経を抜かずに済むというのは、できれば感染歯髄に対する対処であることが望まれるだろう。

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