歯科治療時の偶発症に関する予防策と緊急対応のための指針
Top 最終更新日 2018/07/14

■ 歯科治療時の局所的・全身偶発症に関する標準的な予防策と緊急対応のための指針【厚生労働省委託事業「歯科保険医療情報収集等事業」】 平成26年3月31日

■ 各質問に対する回答と解説

Q1 スケーリング・ルートプレーニングの際に、根面を傷つけないように行うと知覚過敏の予防に有用ですか?  → 【有用である

Q2 う蝕象牙質を除去する際に、エアタービンを使わずに低回転のラウンドバーやスプーンエキスカベータを使うと露髄や歯髄障害の予防に有用ですか?  → 【有用である

Q3 根管治療歯の歯冠修復の際に、レジン系材料を用いるとメタルを用いた処置を行うよりも歯冠や歯根破折の予防に有用ですか?  → 【有用である

Q4 ポスト孔形成の際に、エックス線検査を行うと穿孔の予防に有用ですか? → 【有用である

Q5 仮封の際に、仮封用セメントを使うとストッピングよりも歯冠破折や辺縁漏洩の予防に有用ですか?  → 【有用である

Q6 糖尿病患者の外科的処置の際に、抗菌薬を予防投与すると術後感染の予防に有用ですか? → 【有用である

Q7 ステロイド薬服用患者の外科的処置の際に、抗菌薬を予防投与すると術後感染の予防に有用ですか? → 【有用だが基礎疾患への配慮が必要

Q8 抜歯の際に、コーンビームCTによって下顎智歯埋伏歯と下顎管との位置関係の診断を行うと下歯槽神経の麻痺の予防に有用ですか? → 【有用である

Q9 下顎埋伏智歯抜去時の歯の分割の際に、5倍速マイクロモーターを使用すると気腫の予防に有用ですか? → 【有用である

Q10 下顎埋伏智歯抜去時の歯の分割の際に、ダイヤモンドポイントを用いるとカーバイドバーを用いるよりもバーの破折や軟組織迷入の予防に有用ですか? → 【有用である

Q11 小児の歯科治療の際に、血管収縮薬無添加の局所麻酔薬を使うと咬傷の予防に有用ですか? → 【有用の可能性がある

Q12 小児の歯内療法の際に、ラバーダムを用いることは偶発事故の予防に有用ですか? → 【有用である

Q13 前歯部叢生に対する歯科矯正治療の際に、智歯の抜去を行うと叢生の再発(後戻り)の予防に有用ですか? → 【叢生の再発の予防のみを目的とした智歯の抜去を支持する根拠はない

Q14 水平位診療の際に、舌根部にガーゼを置くと誤飲・誤嚥の予防に有用ですか? → 【有用だが注意も必要

Q15 根管治療の際に、ラバーダムを用いると器具の誤飲・誤嚥や薬液の漏出の予防に有用ですか? → 【有用である

Q16 印象採得もしくはリラインの際に、座位で鼻呼吸を指示すると嘔吐反射・誤飲・誤嚥の予防に有用ですか? → 【有用である

Q17 普通抜歯を行う際に、座位での施行は水平位での施行よりも誤飲・誤嚥の予防に有用ですか? → 【有用である

Q18 ラバーダムを用いないで小児の歯科治療を行う際に、患側に顔を傾けておくと、冠や歯などの誤飲・誤嚥の予防に有用ですか? → 【確実では無いが有用である

Q19 医科疾患を合併した患者の歯科治療の際に、主治医への対診を行うと全身的偶発症の予防に有用ですか?  → 【有用である

Q20 ラテックスアレルギーが疑われた場合に、ラテックスフリー手袋に切り替えることはアレルギーの予防に有用ですか? → 【有用である

Q21 歯科治療中に、パルスオキシメータを付けておくと全身的偶発症が発見できますか? → 【有用である

Q22 歯科治療中に、血圧を測ると全身的偶発症が発見できますか? → 【有用である

Q23 局所麻酔の際に、注射部位に表面麻酔を行うと血圧上昇の予防に有用ですか? → 【有用である

Q24 全身的偶発症が発生した際に、救急車の到着までに基本的な救急処置を行うべきですか? → 【行うべき

Q25 回転切削器具を使用する際に、アシスタントの存在は軟組織(特に舌)損傷の予防に有用ですか? → 【有用である

Q26 救急対応マニュアルをあらかじめ準備し、スタッフ教育をしておくことは患者急変時の対応に有用ですか? → 【必須である】 

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