アドレナリンとの相互作用
Top 最終更新日 2018/09/08

■ アドレナリンとの相互作用

歯科臨床において相互作用に注意しなければならない薬剤は沢山ある。

例えば、アゾセミドの使用上の注意の文言をみると、

「相互作用(併用注意)」

・ 昇圧アミン(ノルアドレナリン・アドレナリン): 昇圧アミンの作用を減弱するおそれがあるので、手術前の患者に使用する場合には、本剤の一時休薬等の処置を行うこと。
 とある。この場合、アドレナリン含有の浸麻薬の使用はどうなんだ?という疑問がでるので、メーカーにチト聞いてみました。

【回答】

・ 相互作用においては、純粋なアドレナリンなどの試験データはあるが、「アドレナリンを含む薬剤(含有量が少ない)」との試験データは無い。ただ、理論的には含有量が少なくても、相互作用がおきることは排除できないので、可能であればアドレナリンを含まない浸麻薬を使って欲しい。

※ まぁ、そういうよなぁ。 

【参考: 相互作用

■ 抗精神病薬服用患者への浸麻

抗精神病薬服用中はアドレナリンが使えない!?

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/yakushiji/201809/557714.html?n_cid=nbpnmo_mled_html-new-arrivals

【以下要旨】

・ 抗精神病薬服用中にアドレナリンを使用すると血圧が下がるかもしれないということです。

・ 今年4月、アナフィラキシーの際のアドレナリンと抗精神病薬の併用は禁忌から外されましたが、それ以外の用法は依然禁忌のままです。併用については海外では禁忌とはなっていないなど、足並みが揃っていない部分があり個人的にはもやもやが残ります。

・ 「抗精神病薬を投与中の患者にはアドレナリンが効かないんですか?」の答えは、「効くはずであるが、エビデンスは乏しい。血圧が下がってしまう副作用は知っておく必要がある。救命の際には代替案を頭に置きつつ使うべき」としておきます。

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