オーラ
Top 最終更新日 2017/11/13
各麻酔液の比較  

■ オーラ注歯科用カートリッジ【平成29年9月20日現在・抜粋】

【劇薬】【処方箋医薬品】【後発】
保管に注意

・ 貯蔵: 遮光して冷所保存
・ 使用期限: 3年

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
本剤の成分又はアミド型局所麻酔薬に対し過敏症の既往歴のある患者

【原則禁忌( 次の患者には投与しないことを原則 とするが、特に必要とする場合には慎重に投与 すること)】
高血圧、動脈硬化、心不全、甲状腺機能亢進、糖尿病の ある患者及び血管攣縮の既往のある患者[これらの病状 が悪化するおそれがある。]

【組成・性状】
・ 2%リドカイン+アドレナリン酒石酸水素塩(1.8ml中0.045mg)
・ 添加物: ピロ亜硫酸ナトリウム。塩化ナトリウム。pH調節剤。

【効能又は効果】
歯科領域における浸潤麻酔又は伝達麻酔

【用法及び用量】
浸潤麻酔又は伝達麻酔には、通常成人0.3〜1.8mlを使 用する。口腔外科領域の麻酔には3〜5mlを使用する。なお、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により 適宜増減するが、増量する場合には注意すること。

【使用上の注意】

1 慎重投与( 次の患者には慎重に投与すること)
(1) 高齢者又は全身状態が不良な患者[生理機能の低下 により麻酔に対する忍容性が低下していることがある。]
(2) 心刺激伝導障害のある患者[症状を悪化させること がある。]
(3) 重症の肝機能障害又は腎機能障害のある患者[中毒症状が発現しやすくなる。]

2 重要な基本的注意
(1) まれにショックあるいは中毒症状を起こすことがあ るので、本剤の投与に際しては、十分な問診により患者の全身状態を把握するとともに、異常が認めら れた場合に直ちに救急処置のとれるよう、常時準備 をしておくこと。

(2) 本剤の投与に際し、その副作用を完全に防止する方 法はないが、ショックあるいは中毒症状をできるだけ避けるために、次の諸点に留意すること。
1) 患者の全身状態の観察を十分に行うこと。
2) できるだけ必要最少量にとどめること。
3) 血管の多い部位( 顔面等)に注射する場合には、 吸収が速いので、できるだけ少量を投与すること。
4) 注射針が、血管に入っていないことを確かめるこ と。
5) 注射の速度はできるだけ遅くすること。
6) 前投薬や術中に投与した鎮静薬、鎮痛薬等による 呼吸抑制が発現することがあるので、これらの薬 剤を使用する際は少量より投与し、必要に応じて 追加投与することが望ましい。なお、高齢者、小 児、全身状態が不良な患者、肥満者、呼吸器疾患 を有する患者では特に注意し、異常が認められた際には、適切な処置を行うこと。

(3) 注射針が適切に位置していないなどにより、神経障 害が生じることがあるので、穿刺に際し異常を認めた場合には本剤の注入を行わないこと。

(4) 本剤の投与により、誤嚥・口腔内咬傷の危険性を増 加させるおそれがあるので注意すること。

3 相互作用  【相互作用
本剤は、主として肝代謝酵素CYP1A2及びCYP3A4で 代謝される。
併用注意( 併用に注意すること)

・ ハロゲン含有吸入麻酔薬ハロタン等: 頻脈、不整脈、場 合によっては心停 止を起こすことが ある。

・ 三環系抗うつ薬イミプラミン等MAO阻害薬: 血圧上昇を起こす ことがある。
# 三環系抗うつ薬の代表例
・ アナフラニール(塩酸クロミプラミン)
・ アモキサン(アモキサピン)
・ アンプリット(塩酸ロフェプラミン)
・ イミドール(塩酸イミプラミン)
・ スルモンチール(マレイン酸トリミプラミン)
・ トフラニール(塩酸イミプラミン)
・ トリプタノール(塩酸アミトリプチリン)
・ ノリトレン(塩酸ノルトリプチリン)
・ プロチアデン(塩酸ドスレピン)
・ ラントロン(塩酸アミトリプチリン)

・ 非選択性β遮断薬プロプラノロール等: 血管収縮、血圧上 昇、徐脈を起こす ことがある。

・ 抗精神病薬(ブチロフェノン系、フェノチアジン系等)ハロペリドールクロルプロマジン等 α遮断薬: 過度の血圧低下を 起こすことがある。

4 副作用

(1) 重大な副作用
1) ショック 徐脈、不整脈、血圧低下、呼吸抑制、 チアノーゼ、意識障害等を生じ、まれに心停止を 来すことがある。また、まれにアナフィラキシー ショックを起こしたとの報告があるので、観察を 十分に行い、このような症状があらわれた場合に は、適切な処置を行うこと。
2) 意識障害、振戦、痙攣 意識障害、振戦、痙攣等 の中毒症状があらわれることがあるので、観察を 十分に行い、このような症状があらわれた場合に は、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
3) 異常感覚、知覚・運動障害 注射針の留置時に神 経に触れることにより一過性の異常感覚が発現す ることがある。また、神経が注射針や薬剤あるい は虚血によって障害を受けると、まれに持続的な 異常感覚、疼痛、知覚障害、運動障害等の神経学 的疾患があらわれることがある。
4) 悪性高熱 まれに原因不明の頻脈・不整脈・血圧 変動、急激な体温上昇、筋強直、血液の暗赤色化 (チアノーゼ)、過呼吸、発汗、アシドーシス、高 カリウム血症、ミオグロビン尿(ポートワイン色 尿)等を伴う重篤な悪性高熱があらわれることがある。本剤を投与中、悪性高熱に伴うこれらの症 状を認めた場合は、直ちに投与を中止し、ダント ロレンナトリウム水和物の静注、全身冷却、純酸 素での過換気、酸塩基平衡の是正等、適切な処置 を行うこと。また、本症は腎不全を続発すること があるので、尿量の維持を図ること。

(2) その他の副作用
・ 眠気、不安、頭痛 その他

5 高齢者への投与
高齢者では本剤に含まれているアドレナリンの作用に 対する感受性が高いことがあるので、患者の全身状態を観察しながら慎重に投与すること。

6 妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上 の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[ 妊娠中の投与に関する安全性は確立し ていない]

7 小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない。

8 過量投与
局所麻酔薬の血中濃度の上昇に伴い、中毒が発現する。
特に誤って血管内に投与した場合には、数分以内に発 現することがある。その症状は、主に中枢神経系及び心血管系の症状としてあらわれる。

9 適用上の注意
(1) 使用回数: 本剤は一回限り使用のディスポーザブル 製剤であるので、再度の使用は避けること。( 使用 したカートリッジには、患者の体液が逆流している 可能性がある)
(2) 注射速度: 強圧がかかると組織の損傷又はカートリ ッジの破損あるいは液漏れを生じることがあるので ゆっくり注射すること。
(3) 使用目的: 歯科用にのみ使用すること。

【薬効薬理】
〈作用機序〉
リドカイン塩酸塩は、知覚受容器及び第1次ニューロン での神経インパルスの伝達を遮断することにより局所麻 酔作用を現す。主な作用点は細胞膜である。浸潤、伝 達麻酔の強さはプロカインの2〜4倍である。アドレナリンは、血管を収縮させることによりリドカイン塩酸塩の局所からの吸収を抑制し、局所麻酔の作用時 間を延長させる。
〈局所麻酔効果〉
健康成人10名にオーラ注歯科用カートリッジ1.0mlと 標準製剤を上顎中切歯の根尖相当部の可動粘膜に傍骨膜注射を行い、電気歯髄診断器を用いて刺激度数を測定し 比較した。その結果、両製剤とも同様の局所麻酔効果を 示し、両製剤の間に有意な差は認められなかった。

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