診療報酬の不正請求で逮捕
Top 最終更新日 2018/04/14

「三重県内の医師が診療報酬不正請求で詐欺の疑いで逮捕。医療費通知書を受け取った受診者が警察に相談したのが発端」

通常は、保険者(審査支払い機関等)などに相談して、それを契機に指導や監査が行われ、その中の悪質な物については保険者などが告発して初めて立件というのが普通の流れですね。

それと、最近フリーアナウンサーの交通死亡事故事件に際して、「どういうケースが逮捕されるの?」という議論が巻き起こっています。
PRESIDENT 2012.02.18号の「世の中法律塾」に以下のように書いてある。

【逮捕されるかどうか】
・ 逃亡や罪証隠滅のおそれ
・ 留置施設の混雑度(東京の留置場は混み混みなのか、逮捕が減って在宅が増えているらしい)
・ 性別(女性用の留置場はいつも混み混みらしい)
・ 時季(年末年始は警察は逮捕を控える)
・ 大事件や災害の発生など(東日本大震災後などは逮捕が減る)

【実刑になるかどうか】
・ 悪質性(無免許、酒酔い、ひき逃げなど)
・ 過失の程度
・ 被害者の人数
・ 示談成立の有無、示談金
・ 見舞金、通夜や葬儀への参列、献花、墓参り
・ 反省の度会い(活動自粛など)
・ 過去の交通違反歴
・ 被害者遺族の処罰感情

※ 今回の件については、「診療報酬不正請求」という事案で、立件過程で証拠隠滅を計られやすいわけだから、逮捕ということだったんでしょう。

※ 診療報酬不正請求などの故意犯罪はともかく、交通事故のような過失犯罪はいつなんどき誰にでも降りかかる可能性があるが、その際に「逮捕拘留」か「在宅」かは大きな違いが生じる。上記をみると、その際の判断にはある種、運不運が大きく関係しそうだなという感じがする。

※ それと、実刑か執行猶予かも大きな分かれ目だ。上記に書いてる内容は理解できるが、自動車保険の支払い範囲外の見舞金などの支払いでその結果に差がつくとすれば、簡単に言えば金持ちは執行猶予ですむともいえるので、なんか釈然としないことも無い。

※ 世の中、運不運がつきまとうのはしょうが無いが、こういった過失行為(交通事故・医療事故)に対しては、「おこさないように」という取組と「おこしたら」という対応を備えておくことが重要なのは言うまでも無い。

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