先進医療
Top 最終更新日 2017/06/21

★ 090203: 第35回先進医療専門家会議議事録から
平成19年7月1日〜平成20年6月30日までの先進医療実績報告
# 先進医療
 技術数:91種類、医療機関数:448、全患者数:9,579人、先進医療費総額:約101億7000万円。
(内訳)
・ 保険外併用療養費: 約54億円4000万円
・ 先進医療費: 約47億3000万円
先進医療は、将来的な保険導入のために評価を行うものと位置づけられており、平成20年度保険点数改正で、上記95技術の内保険導入が20、現状通りの先進医療扱いが60、先進医療からの削除が適当とされたものが15技術。

 各年度の先進医療の実績
# 平成15年6月1日〜平成16年5月31日
技術数:71種類、医療機関数:90、全患者数:2,199人、医療費総額:約22億円
# 平成16年6月1日〜平成17年5月31日
技術数:101種類、医療機関数:113、全患者数:3,082人、医療費総額:約43億円
# 平成17年6月1日〜平成18年6月30日
技術数:101種類、医療機関数:113、全患者数:4,166人、医療費総額:約66億円
# 平成18年7月1日〜平成19年6月30日
技術数:117種類、医療機関数:373、全患者数:14,179人、医療費総額:約98億円4000万円

 平成20年6月30日時点における先進医療実績(歯科関係)
#5: インプラント義歯: 総額:300,716,278円、保険外併用療養費総額:66,810,110円、平均入院期間:3.9日、年間実施件数:412。
#6: 顎顔面補綴: 総額:1,728,067円、保険外併用療養費総額:686,860円、平均入院期間:0.5日、年間実施件数:11。
#7: 顎関節症の補綴学的治療: 総額:252,550円、保険外併用療養費総額:2,850円、平均入院期間:0、年間実施件数:4。
#10: 光学印象採得による陶材歯冠修復法: 総額:372,120円、保険外併用療養費総額:81,720円、平均入院期間:0、年間実施件数:9。
#62: X線CT画像診断に基づく手術用顕微鏡を用いた歯根端切除手術: 総額:2,729,050円、保険外併用療養費総額:265,680円、平均入院期間:0、年間実施件数:31。
#67: 歯周外科治療におけるバイオ・リジェネレーション法: 総額:3,227,090円、保険外併用療養費総額:325,890円、平均入院期間:0、年間実施件数:54。

★ 先進医療: 平成18年4月導入

# 国民の安全性を確保し、患者負担の増大を防止するといった観点も踏まえつつ、国民の選択肢を拡げ、利便性を向上するという観点から、保険診療との併用を認めることとした技術。

# 先進医療に係る費用は全額自己負担で医療機関によって異なる。

# 先進医療に係る費用」以外の、通常の治療と共通する部分(診察・検査・投薬・入院料等)の費用は、一般の保険診療と同様に扱われる。
※ 選定医療とは異なるので注意。選定医療は以前の特定療養費に該当し、療養全体にかかる費用のうち基礎的部分については保険給付をし、特別料金部分については全額自己負担(例えば、金属床総義歯の場合は、スルフォン床総義歯に該当する保険給付が行われ、金属床総義歯との差額分を私費診療費として別個に支払う)。

★ 平成21年5月1日現在

★ 五 インプラント義歯(顎骨の過度の吸収により、従来の可撤性義歯では咀嚼機能の回復が困難なものに限る。)の施設基準

 イ 主として実施する歯科医師に係る基準
(1) 専ら歯科又は歯科口腔外科に従事し、当該診療科について五年以上の経験を有すること。

(2) 歯周病専門医(特定非営利活動法人日本歯周病学会が認定したものをいう。以下同じ。)、口腔外科専門医(社団法人日本口腔外科学会が認定したものをいう。以下同じ。)、補綴歯科専門医(社団法人日本補綴歯科学会が認定したものをいう。以下同じ。)又は日本口腔インプラント学会専門医(社団法人日本口腔インプラント学会が認定したものをいう。以下同じ。)であること。

(3) 当該療養について三年以上の経験を有すること。

(4) 当該療養について、当該療養を主として実施する歯科医師として十例以上の症例を実施していること。

 ロ 保険医療機関に係る基準
(1) 歯科又は歯科口腔外科を標榜していること。

(2) 実施診療科において、当該診療科に係る五年以上の経験及び当該療養に係る三年以上の経験を有し、歯周病専門医、口腔外科専門医、補綴歯科専門医又は日本口腔インプラント学会認定医である常勤の歯科医師が三名以上配置されていること。

(3) 病床を有していること。

(4) 当該療養を実施する病棟において、一日に看護を行う看護職員の数が、常時、入院患者の数が十五又はその端数を増すごとに一以上であること。ただし、当該病棟において、一日に看護を行う看護職員の数が前段に規定する数に相当する数以上である場合には、当該病棟における夜勤を行う看護職員の数が、前段の規定にかかわらず、二以上であること。

(5) 当直体制が整備されていること。

(6) 医療機器保守管理体制が整備されていること。

(7) 医療安全管理委員会が設置されていること。

(8) 当該療養について十例以上の症例を実施していること。

(9) 届出月から起算して二月が経過するまでの間又は届出後当該療養を十例実施するまでの間は、一月に一回、地方社会保険事務局長に対し当該療養の実施状況について報告すること。

★ 六 顎顔面補綴(腫瘍手術、外傷及び炎症その他の原因により顔面領域に生じた広範囲の実質欠損に係るものに限る。)の施設基準

 イ 主として実施する医師又は歯科医師に係る基準
(1) 専ら形成外科又は歯科若しくは歯科口腔外科に従事し、当該診療科について五年以上の経験を有すること。

(2) 形成外科専門医(社団法人日本形成外科学会が認定したものをいう。以下同じ。)又は口腔外科専門医若しくは補綴歯科専門医であること。

(3) 当該療養について五年以上の経験を有すること。

(4) 当該療養について、当該療養を主として実施する医師又は歯科医師として五例以上の症例を実施していること。

 ロ 保険医療機関に係る基準
(1) 形成外科又は歯科若しくは歯科口腔外科を標榜していること。

(2) 実施診療科において、当該診療科及び当該療養に係る経験をそれぞれ五年以上有し、形成外科専門医である常勤の医師又は口腔外科専門医若しくは補綴歯科専門医である常勤の歯科医師が二名以上配置されていること。

(3) 病床を有していること。

(4) 当該療養を実施する病棟において、一日に看護を行う看護職員の数が、常時、入院患者の数が十五又はその端数を増すごとに一以上であること。ただし、当該病棟において、一日に看護を行う看護職員の数が前段に規定する数に相当する数以上である場合には、当該病棟における夜勤を行う看護職員の数が、前段の規定にかかわらず、二以上であること。

(5) 医療機器保守管理体制が整備されていること。

(6) 医療安全管理委員会が設置されていること。

(7) 当該療養について十例以上の症例を実施していること。

(8) 届出月から起算して六月が経過するまでの間又は届出後当該療養を十例実施するまでの間は、一月に一回、地方社会保険事務局長に対し当該療養の実施状況について報告すること。

★ 七 顎関節症の補綴学的治療(顎関節症(顎関節内障、下顎頭の著しい変形及び顎関節円板の断裂を除く。)に係るものに限る。)の施設基準

 イ 主として実施する歯科医師に係る基準
(1) 専ら歯科又は歯科口腔外科に従事し、当該診療科について五年以上の経験を有すること。

(2) 補綴歯科専門医又は日本顎関節学会認定医(有限責任中間法人日本顎関節学会が認定したものをいう。以下同じ。)であること。

(3) 当該療養について五年以上の経験を有すること。

(4) 当該療養について、当該療養を主として実施する歯科医師として十例以上の症例を実施していること。

 ロ 保険医療機関に係る基準
(1) 歯科又は歯科口腔外科を標榜していること。

(2) 実施診療科において、当該診療科及び当該療養に係る経験をそれぞれ五年以上有し、補綴歯科専門医又は日本顎関節学会認定医である常勤の歯科医師が三名以上配置されていること。

(3) 医療機器保守管理体制が整備されていること。

(4) 医療安全管理委員会が設置されていること。

(5) 当該療養について十例以上の症例を実施していること。

(6) 届出月から起算して六月が経過するまでの間又は届出後当該療養を十例実施するまでの間は、一月に一回、地方社会保険事務局長に対し当該療養の実施状況について報告すること。

★ 十 光学印象採得による陶材歯冠修復法(歯冠部齲蝕の修復に係るものに限る。)の施設基準

 イ 主として実施する歯科医師に係る基準
(1) 専ら歯科に従事し、当該診療科について三年以上の経験を有すること。

(2) 補綴歯科専門医又は歯科保存治療専門医(特別非営利活動法人日本歯科保存学会が認定したものをいう。以下同じ。)であること。

(3) 当該療養について三年以上の経験を有すること。

(4) 当該療養について、当該療養を主として実施する医師として五例以上の症例を実施していること。

 ロ 保険医療機関に係る基準
(1) 歯科を標榜していること。

(2) 実施診療科において、当該診療科及び当該療養に係る経験をそれぞれ三年以上有し、補綴歯科専門医又は歯科保存治療専門医である常勤の歯科医師が三名以上配置されていること。

(3) 医療機器保守管理体制が整備されていること。

(4) 医療安全管理委員会が設置されていること。

(5) 当該療養について十例以上の症例を実施していること。

(6) 届出月から起算して六月が経過するまでの間又は届出後当該療養を十例実施するまでの間は、一月に一回、地方社会保険事務局長に対し当該療養の実施状況について報告すること。

★ 十八 三次元形状解析による顔面の形態的診断(頭蓋、顔面又は頸部の変形性疾患に係るものに限る。)の施設基準

 イ 主として実施する医師又は歯科医師に係る基準
(1) 専ら形成外科、脳神経外科、小児外科、眼科、耳鼻いんこう科又は歯科口腔外科に従事し、当該診療科について四年以上の経験を有すること。

(2) 形成外科専門医、脳神経外科専門医、小児外科専門医、眼科専門医、耳鼻咽喉科専門医又は口腔外科専門医であること。

(3) 当該療養について一年以上の経験を有すること。

(4) 当該療養について、当該療養を主として実施する医師として五例以上の症例を実施していること。

 ロ 保険医療機関に係る基準
(1) 形成外科、脳神経外科、小児外科、眼科、耳鼻いんこう科又は歯科口腔外科及び麻酔科を標榜していること。

(2) 実施診療科において、常勤の医師又は歯科医師が配置されていること。

(3) 医療機器保守管理体制が整備されていること。

(4) 当該療養について五例以上の症例を実施していること。

★ 六十二 X線CT画像診断に基づく手術用顕微鏡を用いた歯根端切除手術(難治性根尖性歯周炎であって、通常の根管治療では効果が認められないものに係るものに限る。)の施設基準

 イ 主として実施する医師に係る基準
(1) 専ら歯科に従事し、当該診療科について五年以上の経験を有すること。

(2) 歯科保存治療専門医であること。

(3) 当該療養について三年以上の経験を有すること。

(4) 当該療養について、当該療養を主として実施する歯科医師又は補助を行う歯科医師として六例以上の症例を実施しており、そのうち当該療養を主として実施する医師として、五例以上の症例を実施していること。

 ロ 保険医療機関に係る基準
(1) 歯科を標榜していること。

(2) 実施診療科において、当該診療科に係る五年以上の経験及び当該療養に係る三年以上の経験を有する常勤の歯科医師が二名以上配置されており、そのうち一名以上は歯科保存治療専門医であること。

(3) 実施診療科において、看護師又は歯科衛生士が配置されていること。

(4) 医療機器保守管理体制が整備されていること。

(5) 医療安全管理委員会が設置されていること。

(6) 当該療養について十例以上の症例を実施していること。

(7) 届出月から起算して六月が経過するまでの間又は届出後当該療養を二十例実施するまでの間は、一月に一回、地方社会保険事務局長に対し当該療養の実施状況について報告すること。

★ 六十七 歯周外科治療におけるバイオ・リジェネレーション法(歯周炎による重度垂直性骨欠損に係るものに限る。)の施設基準

 イ 主として実施する医師に係る基準
(1) 専ら歯科又は歯科口腔外科に従事し、当該診療科について五年以上の経験を有すること。

(2) 歯周病専門医又は口腔外科専門医であること。

(3) 当該療養について三年以上の経験を有すること。

(4) 当該療養について、当該療養を主として実施する歯科医師又は補助を行う歯科医師として六例以上の症例を実施しており、そのうち当該療養を主として実施する医師として五例以上の症例を実施していること。

 ロ 保険医療機関に係る基準
(1) 歯科又は歯科口腔外科を標榜していること。

(2) 実施診療科において、当該療養に係る三年以上の経験を有し、歯周病専門医又は口腔外科専門医である常勤の歯科医師が配置されていること。

(3) 実施診療科において、看護師又は歯科衛生士が配置されていること。

(4) 医療機器保守管理体制が整備されていること。

(5) 医療安全管理委員会が設置されていること。

(6) 当該療養について十例以上の症例を実施していること。

(7) 届出月から起算して六月が経過するまでの間又は届出後当該療養を二十例実施するまでの間は、一月に一回、地方社会保険事務局長に対し当該療養の実施状況について報告すること。

★ 九十 歯科用CAD・CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴(小臼歯の重度の齲蝕に対して全部被覆冠による歯冠補綴が必要な場合に限る。) 平成21年5月導入

 イ 主として実施する歯科医師に係る基準
(1) 専ら歯科に従事し、当該診療科について三年以上の経験を有すること。

(2) 補綴歯科専門医又は歯科保存治療専門医であること。

(3) 当該療養について一年以上の経験を有すること。

(4) 当該療養について、当該療養を主として実施する医師として五例以上の症例を実施していること。

 ロ 保険医療機関に係る基準
(1) 歯科を標榜していること。

(2) 実施診療科において、常勤の歯科医師が配置されていること。

(3) 歯科衛生士及び歯科技工士が配置されていること。

(4) 医療機器保守管理体制が整備されていること。

(5) 医療安全管理委員会が設置されていること。

(6) 当該療養について、五例以上の症例を実施していること。

(7) 届出月から起算して六月が経過するまでの間又は届出後当該療養を十例実施するまでの間は、一月に一回、地方厚生局長等に対し当該療養の実施状況について報告すること。

# 歯科用CAD・CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴(小臼歯の重度の齲蝕に対して全部被覆冠による歯冠補綴が必要な場合に限る。)

まず支台歯を形成し、印象採得を行って作業模型を作成する。次に、スキャナーを用いて作業模型の三次元計測を行い、作業模型の形状データをコンピュータグラフィックスとして再現して、作業模型の形状に適合するクラウンの設計を行う(CAD)。その形状データが加工用データに変換され、ハイブリッドレジンブロックからクラウンが自動的に削り出される(CAM)。最後にクラウン表面を研磨し、患者の口腔内に装着する。

★ 先進医療に係る通知、届出書等の様式及びその記載要領等について(厚生労働省

★ 高度医療評価制度に関する通知等(厚生労働省

★ 先進医療を実施している医療機関の一覧(厚生労働省

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