帳票の保存期間
Top 最終更新日 2017/08/28

■ 帳票の保存期間

・ 平成29年の民法改正によって、医療費の請求時効が3年から5年になる。したがって、請求の根拠となる帳票なども5年以上の保存が望ましいでしょう。

診療録(カルテ) 5年間(歯科医師法 第23条) 診療完結の日から
5年間(療養担当規則 第9条)
診療に関する諸記録 2年間(医療法施行規則第20条第12項) 処方箋・検査所見記録・X線写真 等
帳簿などの保存 3年間(療養担当規則 第9条)  
レントゲンフィルム 2年間(医療法施行規則 第6条)・医療資料として  
3年間(療養担当規則 第9条)・保険医療資料として
     

 以上は医療の記録としての医療関係諸法に基づく規則である。
 しかし診療行為は民法で言う準委任行為としての側面を持つ。そこで民法という観点、特に民事訴訟の証拠としての面から考えると、民法724条の損害賠償請求権の時効(3年又は20年)までの期間保存する必要が生じる。しかし実際問題として20年経過してから訴訟が起こされることはなく、通常は10年以内がめどとされる。
 一方刑法の観点から見ると、医療事故は「業務上過失致死(刑法第211条)」でありその最高刑は懲役5年である。そして刑事訴訟法第250条により、「公訴時効期間」は3年とされており、歯科医師法上の保存期間を満たせば問題はない。

 

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