歯科医療のガイドライン
Top 最終更新日 2017/06/21

★ 161121: 歯周病のガイドライン2015

★ 071128: ブリッジの考え方2007の要点

# ブリッジの適用条件
 ブリッジによる補綴治療の適否は以下に示す条件によって定めることができる。
1 支台歯となる歯がブリッジによる補綴治療に適した本数存在していること。
2 支台歯となる歯は作製するブリッジの咬合負担等に十分耐え得る歯根および骨植であり、歯軸方向、位置、排列状態も適切であること。
3 支台歯は支台装置の作製が可能であること。
4 補綴すべき欠損部がブリッジによる治療を行うのに支障がないこと。
5 歯の欠損部の補綴装置にブリッジに適した配置、排列及び構造を与え得ること。
6 歯の欠損部の歯槽堤の退縮の程度及び状態が、ブリッジによる治療を行うのに支障がないこと。
7 対合歯との咬合状態がブリッジによる治療を行うのに支障がないこと。
8 口腔内の衛生状態がブリッジによる治療を行うのに支障がないこと。
9 患者の職業・習慣、食生活、受療条件などがブリッジによる治療を行うのに支障がないこと。

# 咬合力の負担からみたブリッジの適応症と設計
ブリッジによる補綴治療の成功・不成功を決定する大きな因子は各支台歯の咬合力負担能力であり、それは歯根膜の表面積に比例するものと考えられている。

# ブリッジの具体的設計
1 ブリッジの種類の選定
固定性ブリッジ、半固定性ブリッジ、可撤性ブリッジ
2 支台装置の選定
全部鋳造冠、前装鋳造冠、部分被覆冠、インレー、等
3 ポンティックの選定
完全自浄型(離底型)、半自浄型(リッジラップ型、偏側型、船底型)、非自浄型(鞍状型、有床型、等)
4 連結方法の選定
一塊鋳造法、ろう付け法、アタッチメント、等
5 使用材料の選定
金属、前装材料、等

# ブリッジの適応症の問題点
1 智歯を支台歯とする場合の問題点
2 遊離端(延長)ブリッジ設計の問題点
3 分割歯を支台歯とする場合の問題点
4 ブリッジの設計に関係する動揺歯についての考え方
5 犬歯欠損症例の考え方
6 3歯欠損以上の症例についての考え方
7 間隙が歯式上よりも少ない場合の考え方

★ 071128 有床義歯のガイドラインの要点

# 新たな有床義歯を装着した場合の管理は、顎口腔系への調和と口腔機能の回復・維持が重要であり、以下の点に留意する。
@ 生体との調和を主眼とした管理(調整・指導、概ね1 か月以内)
A 咀嚼等の口腔機能の回復を主眼とした管理(調整・指導、概ね2〜3 か月)
B 口腔機能の維持を主眼とした長期的管理

# 新たに製作した有床義歯装着後の定期管理
義歯装着後に調整や指導を行い、患者が満足した場合でもその後一定期間(6 か月を目途)を経過することによって、人工歯の咬耗や顎堤の吸収により、咬合の不調和や床の不適合が生じることがある。
また、わずかな不調和を患者が気付かずに放置することがある。したがって、義歯の長期使用のために定期的な検査を行い、異常があれば、それに対応した調整・指導を行うことが重要である。

★ 071128 リラインの指針の要点

# 定義
下顎位と咬合関係は正しいが、義歯床粘膜面の適合が不良となった場合に義歯床粘膜面を新しい義歯床用材料に置き換え、義歯床下粘膜との適合を図ることをリライン(reline、relining)または、床裏装法とも呼ばれる。

# 適応症
下顎位と咬合関係が適切であり、義歯床粘膜面の適合が不良な場合がリラインの適応となる。

★ 071128 スタディモデルの取扱いの要点

# 作製の時期
1 初診時
2 補綴治療又は手術等に着手する前
3 その他、特に必要とする時期

# 検査項目
スタディモデルの検査項目は治療目的によって異なる。
(1)歯列及び咬合状態
(2)歯肉縁上の歯冠、歯根の状態
(3)歯の植立方向
(4)歯の欠損部の状態
(5)軟組織の形態(顎堤、口蓋、歯肉乳頭、辺縁歯肉、小帯等の形態等、口腔前庭、瘻孔など)
(6)切開線等の手術手技決定

# 保 管
スタディモデルに患者氏名,印象採得日を記載して保管する。
* 治療終了後にスタディモデルの写真を撮った場合は保管に代えることができる。
* 通し番号とスタディモデル管理表などによる模型の管理も個人情報保護の点からは優れている。

# 廃 棄
スタディモデルは、患者氏名を削除した上で、医療廃棄物として廃棄する。

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