うつ病
Top 最終更新日 2017/06/21

★ 抗うつ薬服用患者の歯科治療

厚生労働省は「抗うつ薬の使用上の注意を改訂」を決定。抗うつ薬を服用した患者に、「他人に突然、暴力をふるうなど攻撃性が増す症状」があらわれることが有るそうで、対象5製品中4製品はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)だそうだ。

ところで、高齢者の患者さんに「抗うつ薬」を服用している例をよく見受けられます。
ものの本によると、老年期の人格変化の型には以下の3つの型があるそうです。
@ 拡大型: 既存の性格の強調
A 円熟型: 角がとれて調和
B 反動型: 若いときと正反対
このように、人格変化の型は人により様々で、それに薬剤が加算されるといろいろな現象の発生が考えられます。歯科臨床現場でも注意を払った対応が必要でしょう。

# 精神科系統の薬を服用している患者

・ 浸麻(リドカイン)の使用: 三環系抗うつ薬、イミプラミン等、MAO阻害薬(血圧上昇を起こすことがある。)、抗精神病薬(過度の血圧低下を起こすことがある) 三環系抗うつ薬、イミプラミン等、MAO阻害薬(血圧上昇を起こすことがある。)、抗精神病薬(過度の血圧低下を起こすことがある)

# 歯科治療時の注意事項
・ 抗精神薬の服用は心臓や血管に大きな負担を及ぼし、時として低血圧となる場合があるのでモニタリングには注意。特に、アドレナリンを併用すると重篤な低血圧になる場合があるので、特に浸麻時には注意を要する。
・ 抗うつ剤の服用患者: アドレナリンの使用により異常な高血圧を引き起こす可能性があるので、アドレナリンを含んでいない浸麻剤を使用する。
・ 抗不安剤の服用患者: ジアゼパム、セルシンなど。
・ 抗パーキンソン剤の服用患者: 身体の不随意運動や緊張が強く、治療時の姿勢維持に注意。薬の種類(ブロモクリプチン)とマクロライド系の抗菌薬の併用で傾眠作用がみられることがある。
・ 抗てんかん剤の服用患者: 歯肉増殖の副作用。カルバマゼピンとマクロライド系の抗菌薬の併用でてんかんの発作の再発をきたす場合があるので、抗菌剤はペニシリン系などを使用する。アスピリンの使用にも注意。
・ 不眠症治療剤の服用患者: 眠気、筋肉の弛緩などに注意。

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