ロキソニン
Top 最終更新日 2017/06/21

■ ロキソプロフェンナトリウム(ロキソニン)

・ 消化器潰瘍などの副作用が懸念されるので、頓用が望ましい。

【禁忌】
・ 消化性潰瘍がある患者。
・ 重篤な血液疾患のある患者。
・ 重篤な肝障害のある患者。
・ 重篤な心機能不全のある患者。
・ アスピリン喘息のある患者。
・ 妊娠末期の患者。

【併用注意】
・ ワルファリン(クマリン系抗凝血薬): 抗凝血作用の増強。
・ 血糖値降下薬(スルホニル尿素系): 血糖降下作用の増強。
・ ニューキノロン系抗菌剤: けいれんの誘発。
・ メトトレキサート(抗リウマチ薬): 血中濃度が上昇し、作用の増強。
・ 利尿剤(チアジド系): 利尿作用の低下。
・ リチウム製剤(抗躁薬): 血中濃度の上昇。
※ ロキソニンは水溶性で、肝臓でCPYと関わることが少ないため、相互作用が少ないといわれる。


■ ロキソニン錠(ロキソプロフェンナトリウム)

* 薬効: 消炎、鎮痛
* 処方上の注意: アスピリン喘息(非ステロイド性消炎地位痛剤による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者には処方しない。
* 服用時の注意: 空腹時を避けて服用すること
* 副作用: 腹痛、悪心、食欲不振、浮腫、発疹、眠気。まれに、ショック、溶血性貧血、腎炎、うっ血性心不全などを生じる場合があります。
* 以下の薬を服用している方は御注意下さい
  ・ ワルファリン(血をサラサラにする薬)等: 併用でワルファリンの作用が増強される場合があります。
  ・ 利尿剤(チアジド系): 併用で利尿剤の効果が減弱する場合があります。
  ・ リチウム製剤: 併用でリチウムの血中濃度が上昇する場合があります。
  ・ ニューキノロン系の抗生物質: ニューキノロン系という抗生物質との併用で痙攣を誘発することがあります。
* 次のような方は服用しないでください
 消化性潰瘍のある方 ・ 重篤な血液異常がある方 ・ 重篤な肝障害がある方 ・ 重篤な腎障害がある方 ・ 重篤な心疾患のある方 ・ アスピリン喘息がある方

・ 歯痛、消炎鎮痛: 1回60mg1日3回経口投与。頓用は1回60mg〜120mgを経口投与する。

■ 使用上の注意の改訂 2013・06
・ 「重大な副作用」の項に「無顆粒球症」「横紋筋融解症」を追加。
・ 「相互作用(併用注意)」の項に「降圧剤」を追加。
# ACE阻害剤(アンジオテンシンU受容体拮抗剤等)
(1) その降圧作用を減弱するおそれがある。
(2) 腎機能を悪化させるおそれがある。
# 横紋筋融解症: 横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を充分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇などが認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。
【ACE阻害剤】
・ デラプリル: アデカット(武田薬品工業)
・ シラザプリル: インヒベース(中外製薬)
・ カプトプリル: カプトリル(第一三共)
・ ペリンドプリル: コバシル(協和発酵キリン)
・ イミダプリル: タナトリル(田辺三菱製薬)
・ ベナゼプリル: チバセン(ノバルティスファーマ)
・ ランドプリル: プレラン(中外製薬)・オドリック(日本新薬)
・ エナラプリル: レニベース(万有製薬)
・ リシノプリル: ロンゲス(塩野義製薬)・ゼストリル(アストラゼネカ)

■ 使用上の注意の改訂 2016・04
(1) 重大な副作用(頻度不明)
9) 小腸・大腸の狭窄・閉塞: 小腸・大腸の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがあるので、観察を十分に行い、悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

★ 130827: ロキソニンの副作用
一般用の「ロキソプロフェンナトリウム」でも死亡事例が出たようですね。
しかし、医療用と一般用で、成分は似たようなものなのでしょうが、一般用の副作用情報が少ないのは何故?単に使用数の違いなのか、それとも一般用は届出が無いだけなのか?

1.解熱鎮痛薬 ロキソプロフェンナトリウムについて(一般用の販売名「ロキソニンS」(平成23年1月販売開始)等)

(1)医療用と一般用の用法・用量
医療用:鎮痛効能について、通常1日3回まで (1日量は180mg)
解熱効能について、1日2回まで(1日量は180mg)
一般用:通常1日2回まで (1日量は120mg。再度の症状が現れた場合には3回目(この場合、1日量は180mg)を服用)

(2)医療用の副作用発生状況(平成16年4月〜平成24年12月)
○ 1,354例の副作用報告(うち死亡例は62例)
○ 主な副作用症例:肝障害(87例)、急性腎不全(81例)、間質性肺炎(77例)、スティーブンスジョンソン症候群(74例)、胃潰瘍(22例)、喘息(19例)、血小板減少(15例)、横紋筋融解(12例) 等
○ 医療用の承認申請時に行われた臨床試験では、1,700例の内、副作用発現例は163例(発現率9.6%)。
○ 医療用の製造販売後調査(6年間)での副作用発現例は232例(発現率2.0%)。

(3)一般用の副作用発生状況(平成23年1月〜平成24年12月)
○ 8例の副作用報告(うち死亡例は1件)
○ 主な副作用症例:肝障害(2例)、横紋筋融解(1例)、急性腎不全(1例)、脳血管発作(1例)、喘息(1例) 等

http://www.mhlw.go.jp/file.jsp?id=140438&name=2r98520000032rq4_1.pdf

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